■ はじめに
最近は、何を買っても「前より高くなったな…」と感じることが増えました。 気づけば、以前と同じ値段で買えるものがどんどん減っていて、 ニュースでは「老後2000万円問題」なんて言葉も聞こえてきます。
でも、いきなり貯金や資産形成を始めようとしても、 正直どこから手をつければいいのかわからないし、 “2000万円”なんて大きな数字を言われても現実味がありません。
私も25歳までは、お金のことなんて深く考えたことがありませんでした。 ただなんとなく働いて、なんとなく買い物して、 「このままで大丈夫なのかな…」とぼんやり不安を抱えていたひとりです。
そんな私が、25歳で資産形成を意識し始め、 28歳で資産1000万円に到達しました。
今回は、 「どうやって貯めたか」ではなく、 私が“最初にお金を貯めようと思ったきっかけ” について書いていこうと思います。
■ 仕事に慣れたはずなのに、心だけが満たされなかった日々
新卒で入社して3年ほど経った頃。 仕事にも慣れて、毎日同じ事務作業を淡々とこなす日々に、少しずつ飽きが出てきました。
「しんどくなくて、室内で座って働ける仕事がいい」 そんな理由で選んだ地元企業の事務職。 確かに、全国を飛び回る友人たちと比べれば楽な仕事だったと思います。
でもその分、給料は手取り15万円ほど。 ボーナスは出るものの、生活が大きく変わるほどではありませんでした。
さらに、私の部署は本社から離れた場所にあり、 平均年齢50代のお父さん世代ばかり。 恋愛の気配もなく、刺激もありません。
そして何より、 「この仕事、私じゃなくてもできるよね」 そんな気持ちが日に日に強くなり、 自分の存在意義がわからなくなっていきました。
■ 20代後半、周りと比べて焦りだけが積もっていった
気づけば20代後半。 SNSでは同級生の結婚や出産の報告が増え、 「みんな前に進んでいるのに、私は何も変わっていない」 そんな焦りだけが胸に残りました。
恋愛も仕事のスキルも、自信もお金もない。 でも、会社を辞めて環境を変える勇気もない。
「このままじゃダメかもしれない」 そう思いながらも、何を変えればいいのかわからない日々。
そんなとき、ふと気づきました。
現状を変えるために必要なのは、“お金”なんじゃないか。
お金があれば、仕事を辞めても当面は生きていける。 数字で見えるから、努力がわかりやすい。 そして何より、 お金があれば自分に少し自信が持てる気がした。
■ 現状を変えるために、私が最初に選んだのは“お金”だった
最初から1000万円を目指していたわけではありません。
当時の全財産は50万円ほど。 「300万円くらい貯められたらすごいんじゃない?」 そんな軽い気持ちがスタートでした。
そして次に考えたのが、 「お金を増やす方法って何だろう?」
そのとき思いついたのが“投資”。
知識なんてゼロ。 テレビドラマに出てくる天才トレーダーのイメージだけで、 「株で稼ぐってかっこいい!」 そんな単純な理由で始めることを決めました。
そして正直、お金を稼ぐだけじゃなく 「今の自分を変えたい」という変身願望のほうが強かった。
投資って大人のすることっぽいし、 うまくいけば人生が一気に変わりそう。 そんな期待もありました。
■ 最初は1000万円なんて考えてなかった。小さな一歩は“好奇心”から
ネットで株の始め方を調べ、証券口座を開設。 最初に買ったのは、5万円ほどで買える個別株100株。
当時は1株から買える証券会社があることも知らず、 「株=100株単位で買うもの」だと思っていました。
全財産50万円のうち5万円。 10分の1を投資に回すなんて、そりゃもう震えました。
毎日会社のトイレで株価をチェックして、 少しでも下がれば落ち込んで、そわそわして。
もちろん、素人がいきなり大勝ちするわけもなく、 損益はほとんど横ばい。
でも、 “お金を貯めよう”という意識が芽生えたことが大きな変化でした。
■ 知識ゼロで始めた投資。震えながら買った最初の100株
当時はつみたてNISAもインデックス投資も知らず、 「投資=個別株」というイメージしかありませんでした。
証券会社の手数料だけを見て選び、 1株で買える証券会社があることも知らず、 命を削るような気持ちで100株を購入していました。
でも、やってみてわかったのは、 投資は知識だけではなく“経験”が必要だということ。
お金を株式市場に置くことで当事者意識が芽生え、 「お金が減るのは嫌だ」という気持ちから、 自然とお金の勉強を始めるようになりました。
■ お金を意識し始めて、私の生活と心が少しずつ変わった
お金の勉強を始めて気づいたのは、 知識があるかどうかで、お金の貯まり方は大きく変わるということ。
なんとなく買っていたものも、 「本当に必要?」と考えるようになり、 無駄遣いが自然と減りました。
今は毎月10万円を積立投資に回しているので、 「給料−10万円」が本当の手取りという感覚に。
投資が不安な人は貯金でもいい。 大事なのは、 自分が続けられる方法で“お金を意識すること”。
■ お金は心の余裕になる。だからこそ、自分のために貯めてほしい
最近は「年金が減る」「老後2000万円」など、 不安を煽るような話題が多いですよね。
でも、貯蓄経験と知識があれば見通しが立つし、 何かあっても当面生活できるお金があれば、 心の余裕が全然違います。
私は、 お金は心の健康に直結している と思っています。
だからこそ、 自分が安心できるだけのお金を、 自分のために用意してほしい。
あなたの人生を守るために。


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